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楽しむ家
セカンドライフを楽しむマンションリノベーション工事
子供達が大きくなり独立し各家庭を持つと暮らし方も随分変わってきます。誰にでもやってくるセカンドライフ。思い出がたくさん詰まった大きな家を手放して、思い入れのある街へ移住しセカンドライフを楽しむ。そんな「楽しむ家」をつくるお手伝いをさせていただきました。
今までの暮らしがそうだったように、新しい住まいでも日中いつでもパソコン操作ができるように普段過ごすLDKに書斎コーナーをつくりました。
生活感をスッキリ片づける
既存のキッチンはコンパクトだけど新しいモノだったので配置もそのまま利用しました。そしてL字カウンターとして使えるような家具を新たにつくりました。キッチン家電置き場、パントリー、カップボードの機能をひとまとめにしています。細々したものが多いキッチンに収納を充実させることで片付けやすくを心がけました。リビングからダイレクトに見えすぎない間取りだったことは好条件でした。
自由度を残す
写真は家具搬入前なのですが、ここにはリビングソファと作業台になるような大きなダイニングテーブルを配置予定です。
長期お休みには子供たち家族が帰省してとても賑やかに過ごす場所にもなります。そういった時に家具を移動したり工夫したりできるようになるべく広いスペースを残しました。
景色を取り込む
目線を遠くに飛ばせる景色は大事にしたいといつも思っています。窓からの見える大きなケヤキは季節感があり、その奥に通りが続き遠い景色をみることができます。そんな窓に額縁をつくるように、ウォールナットの押縁と落ち着いたアースカラーの壁紙で特徴のある壁をつくり込みました。
ワンルームの暮らしやすさ
もともとあった個室解体してリビングの一角の寝室コーナーにしました。普段は寝室も含めてワンルームで暮らします。ワンルームにすることで1日中熱環境が変わらないので朝起きてから寝るまでエアコン1台で心地よく過ごせると思います。
でも来客があるときはベッドは隠せるように目隠し用建具を設置しました。
来客があるときはベッドは隠せるように目隠し用建具を設置しました。
壁の中に引き込むようにスッキリ仕舞うことができます。
目隠しの為の建具なので欄間は閉じずに天井が途切れなく続いて見えるのは広く見える工夫です。
廊下はギャラリーに
母屋と今回工事した部屋を繋ぐ廊下。床はヘリンボーン張りにし変化をつけることでギャラリーコーナーになるように。そしてその張り変化で既存床と新規床の境目を目立たなくしました。通り過ぎるだけの廊下ではなく、ちょっとした居場所として使える様に考えました。
工事前と面積は変わらないワンルームですが、天井高さや素材に変化をつけることで小さな居場所をあちこちに配置できゆったりと気持ちよく過ごせるような場所になりました。
これからも続く家族の集い。いつの日か家族が増え先代が大事にしていた場所に集い、賑やかな笑い声が聞こえてくる・・・迎えることが楽しみになる家になってくれたらうれしく思います。
『迎える家』
一戸建て住宅のリノベーション工事
施工:株式会社柿原工務店
主体構造:木造在来工法
所在地:福岡県内
photo : Yousuke Harigane
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