奥八女の家

1階が駐車場、2階が住まい。子育てがひと段落し、ご夫婦中心の暮らしに合わせたリノベーション工事です。工事前の2階の住まいは、北側にある水回りと廊下と南側縁側に挟まれた3つの居室が並んでいました。とてもコンパクトなお住まいですが、暮らしの工夫がたくさんありました。

​兼ねる暮らし

今回の計画では、限られた面積を最大限に活かせ開放的に明るい部屋になるように考えました。建て主さんは暮らしの工夫ができる方だと確信したので、限られた面積を最大限に活かすために、間取りだけでなく「兼ねる」暮らし方も提案しました。

 

キッチンを中心配置とした普段過ごすリビング。食事にはキッチンカウンターを利用していただく事でリビングを広くできました。家族が多く集まった時は、和室に座卓を置いて食事会をします。和室は四畳半の二間続きで、寝室、趣味の部屋、客間・・・暮らし方に合わせた多用途の使い方ができる部屋となりました。「兼ねる」暮らしをすることでとても気持ちの良い住まいが実現できました。

​暮らしの中心をキッチンに

クライアントにより暮らし方はそれぞれではありますが、ここではキッチンを中心に暮らしを考えました。間取りの真ん中にオープンなキッチンを配し家族で楽しめる明るいキッチンに。

キッチンの色は元気が出そうな好きなカラーを選んでいただきました。家族構成が少なかったので普段の食事はカウンターチェアを置いてダイニングも兼ねて使っていただいています。

広く感じる工夫

リノベーションは既存構造など限られた空間での計画になります。面積で見ると小さくても視覚的な広がりを持たせることで広く感じることができます。

​ここではキッチンの両脇に和室への出入り口を設けました。ぐるりと回れる動線にもなりますが、入口を開けておくだけで視界が広がります。外に流れる川の景色が連続して広がりを更に後押ししてくれる好条件な場所でした。

小さな続き間

4.5帖の和室を続き間で作りました。間仕切りになる襖は引き込みとして間口いっぱいに繋げて使える続き間です。家族が大勢集まって食事をする時などには続き間として、普段は寝室や趣味部屋として使うことができます。和室は多用途に使えるのでここでもその時に合わせた兼ねる暮らしをしていただいています。

外装と車庫の増築

元々は内装だけのリノベーションを予定していましたが、先のことを考慮して外壁の張替えをしました。既存は杉板張りでしたが湿気で痛みが激しいところが目立ちましたので、湿気を考慮した外壁にしました。

車庫を増築したので屋根をルーフバルコニーにして2階での暮らしに外に近い場所を加えました。洗濯物干しや家族が集まった時の食事の場所として楽しんで使ってもらえる場所になりました。

一戸建て住宅のリノベーション工事
施工:株式会社大藪組
構造規模: 1F鉄骨造+2F木造在来工法 2階建
家族構成:ご夫婦
建築面積:83.26㎡( 25.19坪)
敷地面積:135.93㎡(41.12坪)
photo : Yousuke Harigane
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©Fukushima Architectural Design